視界が鱗で満たされる 眼に映るもの全て
意味もなく憎い 光も鱗を清めない
脳内を蛆が這い回る 心に巡るもの全て
意味もなく憎い 光が核に届かない
心の影が悪寒を生んで 全身全霊 気持ち悪い
忌々しい幻覚の渦 頭蓋骨が 割れそうだ
地面に踊る鱗達 何もかもが生き物で
生臭くて湿っている 純粋な光が欲しい
光を浴びたものは 影を生み その影に呪われる
憎しみと恐怖で満たされて 心臓にヒルが蠢き回る
どうしようもなく苦しいから 私は無機質になりたい
鈴の漣 拒絶して 硝子のように冷ややかに
光線の綾 走らせて 私は無機物になりたい
人に砕かれ粉々になり 肌を切り裂き血を浴びて
飛沫の中で赤く染まり 綺麗な音を響かせて
光に抱かれて煌きながら 何も感じず物理的に
虹と共に消えて逝けたら なんて幸せなんでしょう
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